んー悩むなぁ。
結局、大手とベンチャーってどっちがいいんだろう。
ベンチャー企業ってなんかキラキラしてるイメージがあるけど実際どうなのかな?
就活が始まるとやっぱり大手かベンチャーで悩むよね。
実は、今年の4月から新卒でベンチャー企業に就職したんだ。
だから今回は、約1ヶ月間ベンチャー企業で働いてみた感想やメリット・デメリットを紹介するよ。
▼本記事の信頼性
本サイトを運営している私は2021年3月に国立大学を卒業。
現在は都内のWeb関連のベンチャー企業に就職し、日々奮闘中。
大学生に向けた生活に役立つ情報を発信しています。
ベンチャー企業の定義とは?
ベンチャー企業という言葉はよく聞きますが、実際どのような企業のことを指すのでしょうか?
結論、「新しいサービスや事業を展開する企業」を指します。
しかし、資本金の制限や従業員数、設立年数といった明確な定義はありません。
そのため日本国内では、新しいビジネスモデルや事業を展開しながら成長を続けている企業を”ベンチャー企業”と呼んでいます。
新卒でベンチャー企業に就職して感じたメリット
私が実際に新卒でベンチャー企業に就職して感じたメリットがこちらです。
ではこれらについて解説していきます。
スピード感がある。
ベンチャー企業に特徴として、仕事にスピード感があるという点が挙げられます。
大手企業の場合だと、新卒で入った最初の約1ヶ月間のほとんどが研修に当てられることが多いですが、ベンチャー企業の場合はいきなり実践なんてことも少なくありません。
実際私の会社では、1週間程度の研修をしてすぐに営業のOJTが始まりました。
Web関連企業の営業職なので、主に新規顧客獲得に向けて一日約100〜200コールのテレアポを行います。
ベンチャー企業では、まずは実践して学びを深め、PDCAサイクルを回すという働き方であるため、かなり仕事のスピード感があります。
そのため、チャレンジ精神のある方や成長意欲のある方にとっては最適な環境であると言えるでしょう。
風通しの良い社風である。
ベンチャー企業は、風通しの良い社風であることが多いです。
大手の場合だと上の人との話す機会が少ないかと思いますが、ベンチャー企業では、社内の雰囲気の良さや社員と役員の距離の近さから、日常的に会話をします。
その会話の中で、仕事での悩みを質問をしたり、良い所を吸収したりすることできます。
自分や同期内で解決できないことでも、風通しの良い社風であれば、このようにすぐに上司に相談できるので、無駄に悩む時間が減ります。
また、社内には良いものや新しいものはどんどん取り入れていこうという考えがあるので、固定概念に囚われているような文化はほとんどありません。
そのため、上の方との距離が近く、風通しの良い社風はベンチャー企業ならではのメリットであると言えます。
ベンチャー企業に就職した際には、積極的に声をかけてみましょう。
自己成長しやすい環境である。
ベンチャー企業最大の特徴がこの「自己成長しやすい環境である」ということです。
就活でベンチャー企業を考えているほとんどの方の志望理由が、これに当てはまるのではないでしょうか?
実際当時の私も以下のように考えていました。
やっぱり、年功序列よりも若いうちから稼げる実力主義の方がいいなぁ。
それに若い時から成長できる環境の方が、今後の自分のためになりそうだし。
ベンチャー企業はルールや制度が少なく、実力次第でどうにでもなります。
また、仕事に対しても裁量を持って取り組むことができるため、自己成長につながりやすい環境だと言えます。
しかしここで勘違いしてほしくないことが一つあります。
それはベンチャー企業に入ったから成長できるわけではないということです。
自己成長や自己実現に打ち込める社内の環境が整っていることは間違いありませんが、自分自身で考えて行動することができなければ成長にはつながりません。
ベンチャー企業という響きだけで入社すると、理想と現実のギャップから、仕事に対してネガティブになってしまいます。
そのため、ベンチャー企業という言葉で判断するのではなく、しっかりと覚悟を持つことが重要です。
新卒でベンチャー企業に就職して感じたデメリット
次に、私が実際に新卒でベンチャー企業に就職して感じたデメリットがこちらです。
こちらについても解説していきます。
研修が少ない。
先ほどもお話ししたようにベンチャー企業では、スピード感や実践を重視するため、研修が少ないという傾向があります。
イメージとしては、入社後1週間程度の研修、もしくは午前中は研修、午後からは実践形式というような感じです。
そのため、しっかり準備や勉強をしてから仕事に臨みたいと考える方や失敗するのが怖いと思う方に、ベンチャー企業はオススメできません。
就活を始める際、または就活中に行う”自己分析”で、
「自分はどんな人間なのか」
「どんな環境なら力を発揮できそうか」
などを把握しておくことで、就活時と入社後のギャップがないようにしておきましょう。
自己分析の方法につきましては以前、以下の記事にまとめましたのでご覧ください。
結果が出ないときつい。
ベンチャー企業は、良くも悪くも”実力主義”です。
結果が出なければ給料も下がります。
そのため、社内の人の入れ替わりも激しいです。
実際、私の同期の中でも1ヶ月も経たないうちに3人が退職しました。
例えるならベンチャー企業は、常に結果が求められるスポーツ選手のようなイメージだと考えてください。
結果を残すために練習や準備を行い、試合(営業やテレアポ)で最大限の力を発揮する。
実力主義はの場合は、結果を出せば若いうちから稼ぐことができる反面、結果が出せないとすぐに減額や降格となります。
これはベンチャー企業に入るリスクとも言えるでしょう。
福利厚生が整っていないことが多い。
ベンチャー企業はまだまだ成長途中な企業がほとんどです。
それによって、福利厚生に関してもあまり充実しているとは言えません。
住宅手当や退職金など、大手なら当然あるような福利厚生でもベンチャー企業にはあったりなかったりします。
もちろん各ベンチャー企業の規模感にもよりますが、福利厚生には期待しない方が良いでしょう。
一方で、社内にバーがあったり、レクリエーション休暇などベンチャー企業特有の社内制度も存在します。
ベンチャー企業の変わった社内制度や福利厚生にはこのようなものがあります。
どちらが良いかは人それぞれですので、自分の性格や価値観と合った企業を選びをしましょう。
新卒でベンチャー企業に就職するのが向いている人ってどんな人?
これまでベンチャー企業の定義やメリット・デメリットについてお話ししてきましたが、結局どのような性格や価値観の人なら、「ベンチャー企業に向いている」と言えるのでしょうか?
私が実際に働いてみた経験から思うベンチャー企業に向いている人の要素は以下の3つです。
「行動力」…常に好奇心やチャレンジ精神を持ち、行動に移すことのできる人。結果として失敗したとしても、自ら試行錯誤を重ね、行動し続けることができる人。
「成長意欲」…自らの芯を持ち、今の自分の現状に満足することなく、日々成長しようとする気持ちの高い人。また、目標に向かって泥臭く継続できる人。
「柔軟性」…社内外問わず起こる予期せぬ問題にも対応し、課題解決に向けて取り組むことのできる人。また、自分で考え判断し、良い方向へ進める力がある人。
今、挙げた3つの要素に対して少しでも共感できる部分があるという方は、ベンチャー企業に向いている方だと思います。
しかし、全てを完璧にこなせるなんて方はほとんどいません。
私もこれらの要素を満たせているかと聞かれると言葉につまりますが、少なからずこれらの要素を持ちたいと思って日々仕事に励んでいます。
自分に少しでもこのような考えがあると思う方は、ベンチャー企業に向いている方です。
ぜひベンチャー企業も視野に入れながら就職活動をしてみてください。
新卒からベンチャー企業に入社して良かった
実際に新卒からベンチャー企業で働いてみて感じたメリット・デメリット、いかがだったでしょうか。
最後に、私は新卒からベンチャー企業に就職して良かったと思っています。
なぜなら、将来の自分の目標やなりたい姿を実現するには、実践経験を積み、若いうちからどんどん挑戦していける環境であることが必須だからです。
もちろん、楽しいことばかりではないですが、泥臭く継続して行動することで結果につながると思っています。
そのため、皆さんもなりたい将来像に向けて一緒に頑張っていきましょう。
そして現在、就職活動をされておられる就活生の方々の成功を心から願っています。
本記事が皆様の参考になれば幸いです。
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